京を散歩 6
さてさて 続きをみていきましょう。。
中書院、楽器の間、新御殿、古書院が雁行型に増築された書院です。
ここは、完全なる住まいだったことから、敷地内で一番おおきい。
建物を雁行することによって、各部屋に対して通風や眺望を確保する効果をねらっており、
庭園をどの部屋からも味わうことができるようにするための、プラン上の工夫がなされている。
「雁行」とは、雁の群れが空を飛ぶ際の編隊のように、棟が少しずつズレながら展開していく
配置のことです・・・
夏の月を眺めるための居間からの延長部分です。
この建物は立ち入り禁止のため、正面の障子を開いて中央の池をながめるアングルを
撮ることができません。ある雑誌によるとこれ、最高の眺めなんですけど。。残念!
ぜひ 内部の観覧許可をご検討願いたい!!
この書院は、地面から高い部分に床がくまれていますが、近くの桂川の氾濫に備える
ためでもあり、土間下の湿気対策でもあり、なんといっても 庭園を一番いい角度から
眺めるための計算だともいわれています。
by 一丁田
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