桜ケ丘住宅26号棟個別改善本体工事 地業工事 杭打設
こんにちは。酒匂です。
現場では新しい渡り廊下をつくるため、
その一番初めの工事となる杭打ちの工事をおこなっています。
13mと12mの杭を10本ずつ打ち込みます。
杭打機が現場に入ってきたときに、「デカいなあ~」なんて
呟いていたら、一般的に一番小さいサイズのかわいい杭打機だよと教えてくれました。
それでも40トンあります。作業スペースが狭いのでやっぱり大きく見えますね!
杭を埋設する穴を掘るオーガー(右)と、杭を打ち込むキャップ(左)の付いた機械を使います。
掘削時には、オーガーが斜めに入って行かないように、
真っすぐ中心に掘り進んでいるかどうか、しっかりと確認をします。
ここでは、セメントミルク工法と呼ばれる工法で、オーガーの先端から
杭の周りを固めるセメントを含んだ固定液を注入しています。
掘削をおこなっている間、杭を溶接します。
12mの場合、6mの杭を2本つなげて、
13mの場合、6m+7mの杭をつなぎ合わせます。
いよいよ杭の建て込みです。
場所が狭いので、合図を送りながら慎重に作業を進めます。
圧がかかって、固定液があふれてくるので、埋設後再び流し込みます。
最後に、杭頭の高さと図面通りの場所の中心に杭があるかどうか確認し、埋め戻します。
本日で20本の杭をすべて打ち終えました。
杭工事は、近年、杭打ちデータの改ざん事件があったように、
竣工後に建物に不具合が起きてしまうため、とても大事な工事です。
その分、管理しなければいけない項目も沢山あるということも知りました。
ひとつひとつ教えていただきながら、20本の打設すべてチェックしましたので、
このセメントミルク工法の工事の流れは体に染み込んだ気がします。
さて、年内の工事は、現場の整備を残すのみになりました。
年末年始、現場で事故が起きないように、しっかりと安全確認してまいります。
Sakou
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