山の都へ。
現場が終わり、まとまった休暇を取ったので、
以前からずっと気になっていた熊本へ行ってきました。
今回訪れたのは、熊本でお気に入りの町、上益城郡山都町(やまとちょう)。
熊本地震で震度5強を観測し、石がズレたり、水道橋なので水漏れがしたり、
大きな被害を受けました。
新聞等で修理が始まっていたのは知っていたので、
以前からずっと気になっていました。
この石橋は「通潤橋(つうじゅんきょう)」といって、
日本最大の石造水道橋です。なんと約160年前につくられました。
田んぼと川に高低差があるので、水を確保できない台地の田んぼに水を送る役割があります。
周辺の景観も含めてその時代にタイムスリップしたような感覚になり、
山都町の文化的な景観をみることができます。
穴の開いた石の管をつなぎ合わせて水を送り、それが橋の上を3本通っています。
地震で石の継ぎ目から水が漏れていたので、すべて補修したそうです。
修理は大方終わっていましたが、
去年の大雨で石積みの裏込めに雨水が廻り込んで
石が崩落した箇所がありました。これを見たときはショックでした。
(三次災害を防ぐためにモルタルで固めてありました)
現在、復旧の方法を検討しているようなので、復旧にはあと少しかかりそうです。
近くの神社では、片方の鳥居だけ建っていました。
道路も山間部では復旧工事の真っ只中で、迂回路も未だ多かったです。
まだまだ復旧には時間がかかることを実感して帰ってきました。
もっともっと、熊本には色々なところに訪れようと思います。
(2014年10月撮影)
地震が起きるまでは、定期的に放水をおこなっていました(Youtubeに動画があります)。
このダイナミックな姿を早くみたいですね。
Sakou
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