パーツ。
建築には「納まり」とよばれる言葉があります。。。
材料と材料がぶつかりあう部位や、建具枠などの細かい見た目など
しかも それらはすべての建物に共通したものはなく、
その空間にあった寸法や部材、施工方法を選択することになる。
その選択は 設計者や施工者にまかされることになり、責任は重大です。。。
「そんなに重要か?」と思われるかもしれないが、
ひとつひとつが組み合わさって建築空間は構成されており、
ちょっとした選択ミスから、なんとなく間の抜けた雰囲気になってしまうこともあるのです。。
それが、雨仕舞や構造に関する部分であれば ことは重大です!
ここを「めんどくさ」と思ってるひとには
おそらくは いい建築は創れないし、向いてないでしょうね。。
(もちろん自論ですのでききながしてください)
写真はすべて 尊敬する吉村順三さんのディテール
さりげない「天井と壁の取合部」に5mmほどの底目地がとられていたり、
余計な部材を介さずに材料同士がぶつかり合っていたり。。。
シンプルにみえる部位にこそ、その寸法をきめるための
たくさんの検討と苦悩がかくされているように感じます。。
by一丁田
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