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2017年7月15日 (土)

良いデザインとは。

こんにちは。酒匂です。

最近、本社のオフィスレイアウト変更に伴い、

フロアが広くなったため、社員共有の机とイスが導入されました。

イスには、リプロダクト製品ではありますが、

建築家ヤコブセンの世界的名作である

「セブンチェア」が導入されました。

北欧系の家具屋さんでよく見かけますよね。Dsc_3325 実際にいろいろ配置してみると、一つ分かったことがあります。

このイスはどこに置いても、恐らくどんな木製の机にも合う!

世界の名作と呼ばれるイスはいくつかありますが、

私は、とある美術館で座ってみた

建築家ミース・ファン・デル・ローエのイスに感動した思い出があります。

(左からMRチェア、ブルーノチェア、バルセロナチェア)

Photo こういったイス達を概観してみると、

共通していえることはとにかくシンプルだということです。

流行的で一過性のモノではない。

ミースの言葉を引用すると、“ Less is more.”

 

名作のデザインが生まれるプロセスとして、

様々な「デザイン」が複合して、

それらがコンセプトにすべて一致したときなんだと思う。

それは、

 使いやすさや座り心地を考慮した人間工学的デザイン

 力学的に理にかなった構造デザイン

 見た目の美しさの意匠デザイン

名作のイスにはこれらの要素が高いレベルで盛り込まれ、

お互いうまく影響し合っているように感じます(あくまで私の感想です)。

 

そもそも、座り心地なんて人によって感じ方が違う。

そんな条件で万人に受け入れられるようなモノ

を作るのは非常に難しい。でも、イスの設計では

そういったところも面白いところなんだろう。

 

長く使えて飽きのこないデザイン、まさにロングライフデザイン。

今一度、良いデザインとは何なのか考えてみたいと思います。

Sakou

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