モダニズム。
九州唯一、丹下健三の建築である「日南市文化センター(宮崎県)」。
昭和37年、もうまさに日本でモダニズム建築が建ちまくっていた時代の建築です。
斜めのコンクリート壁で構成された建築で、
窓の袖壁のデザインなど色々なところが直線的なカタチになっています。
大小さまざまなマドがあります。時々、大きなマドにはアールがついていたり、、
空間にリズム感があり、飽きがこない。
隅っこのほうにも小マドが、、
とにかく何でもない空間にもデザインに対する配慮が多数みられます。
どこにも妥協がありません。
腰掛けて写真を撮るとインスタ映えしそうなカタチのマド。
担当者の方にお願いして、内部を見学させていただきました。
斜めの壁と光の当たり具合で視覚的に変化する壁面もなかなかいい感じです。
・・・
外観の壁面が汚れてしまっているのが少し残念です。
公共的なものになってしまうとなかなか行き届かないところなんでしょうか。
これから先は、こういった築50年を超えた建築が、
その価値について、新たに見出したり、改めて認識されていくと思います。
まずは身近にいる人たちが、その価値に気づき、誇りに思うことからですね。
Sakou
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