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2018年5月

2018年5月 8日 (火)

カゴシマレトロ 建築編。Vol.1

こんにちは。酒匂です。

鹿児島県には、建築として価値が認められた建物がいくつかあり、

その中には、鹿児島市内に建っているものもあります。

その一つとして、中央公園の横に建っている

「鹿児島市中央公民館(旧鹿児島市公会堂)」があります。

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旧鹿児島市公会堂は、昭和2年に完成しました。

設計は、辰野金吾の弟子、片岡安。

ゴツい壁にちっちゃい窓、アーチをデザインとして取り入れた、ロマネスク様式の建築です。

1階出入口上部は3つの円形アーチですが、

2階の窓の上部は肉まんのようなシルエットの尖塔アーチも取り入れた欲張りなデザイン!

尖塔アーチは円形アーチよりも新しいゴシック風のカタチで、

その両方を取り入れた変わった試みがみられます。

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石造のピラスター(付け柱)は、昭和初期ならではの重厚感でアーチのデザインもなんか面白い。

使っている石は、ブラタモリの鹿児島編でやってたように溶結凝灰岩なのでしょうか?

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持ち送りは繰型を象ったもの。模様は何を描いているのかさっぱり分かりません。

建物によってお花や幾何学模様だったり色々あって、

その時代に流行ったデザインが使われるので、よく見てみると面白いですよ。

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古い洋館といえばモルタル仕上げのドイツ壁。荒々しくてかっこいい仕上げです。

Photo

実は、こんな外観をしておいて、グーグルマップで建物を見てみると、瓦屋根なんです。

昭和初期の洋風建築は、特に鹿児島では過渡期であったと思います。

まだまだ造り慣れた在来の工法を併用しながら建築しました。いわゆる擬洋風の建築です。

いろんな試行錯誤があり、当時の仕事を想像することができます。

意外と身近にあったりするんですよ。その話はまた次回にでも。

Sakou

2018年5月 7日 (月)

壁紙。

T様邸では壁のボードや

床材もほとんど貼り終わり、

建物内の大工工事が終盤に差し掛かっています。

大工工事が終わると壁紙や床のシートを

貼っていく内装工事に入っていきます。

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そのときに貼る壁紙は

和紙や塗り壁、レンガ調などなど。

グレー系のものだけでもこんなにたくさんの種類があります。。。

 

お施主様も体力勝負になっていきますが

一緒にがんばっていきましょうhappy01

永野

2018年5月 1日 (火)

encross。

延岡駅に先月OPENした「encross」エンクロス

乾久美子氏設計による複合施設だ。。。

蔦屋書店とスタバを併設し、自由に本とカフェが楽しめる。。。

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街の人が参加できるイベントがひと月ごとに企画されていて、

駅の待合スペースも居心地よさそう。。

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今や本屋さんも姿を変え、自由に座ってコーヒーとともに楽しむ時代がやってきた!

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人が集まることで、新しい地域の力がはぐくまれ、まちが元気になる。。

そんな拠点を目標としているらしい。。。

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うらましい施設ができたものだ。。。

コーヒーの香りと本の匂い。。。

なんとも落ち着ける雰囲気が建物全体にただよってました!

by 一丁田

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