建築あるき Feed

2018年5月15日 (火)

愛知旅行 その2

遅くなりましましたが。。

藤森照信氏設計の「モザイクタイルミュージアム」

へいってきましたrun

Img_6996_2

Img_7006_2

とても目を引く外観は遠くから見るとぼこぼこしており

近くで見ると、お茶碗やタイルなどで模様が作られていました。

建物自体面白かったですが展示品も

ここでしか見られない作品がたくさんあり

とても楽しめましたhappy01

Img_7078_2

20180416_180515_0280_2

特に屋上に上がると、吹き抜け部分に

ワイヤーで取り付けられていたたくさんのモザイクタイルが

カラフルでとてもきれいでした!!

Img_7040

最後は記念にモザイクタイルのつめ放題も

してきましたよ happy01

Img_7100_2

永野

2018年5月14日 (月)

ナガサキレトロ 町並み編。

長崎の歓楽街のひとつの思案橋。

歌にもなった昭和レトロな渋い飲み屋街だ。

表のほうは整備もされ華やかな感じですが、

ここは路地裏がとてもディープなんです。

Dsc_9318

壁面の汚れに加え、室外機や換気扇のフード、貼り物、看板などの煩雑さは強烈で、いい意味で無茶苦茶だ。

この雰囲気だけで、色んな時代をがむしゃらに生き抜いてきたことが伺える。

そこに未だ営みがあるということも素晴らしい。

Dsc_9319

Dsc_9322

長崎の戦後は、原爆により甚大な被害を受け焼け野原となり、長崎の鉄道軌道上に

一斉にバラックが建ち並び、闇市が開かれていました。

もちろん立ち退かされることになったが、

その時に思案橋の闇市は、市内を流れる銅座川を暗渠にして立ち退き先としたのだ。

去年、闇市が走りである商店街、「銅座市場」で崩落事故が起きた。

それを受けて本格的に解体する方向になったらしい。

こういう歴史的なプロセスが特質した町並みは、解体に関して苦渋の決断があったと思う。

でも、バラックから始まったものが、この時代まで続いたことはすごいことだ。

中には、解体がこれまで生きて来たことを否定されたと感じる方もいらっしゃるだろう。

どうにかして一部だけでもカタチとして残したいものだと考えてしまう。

Sakou

2018年5月11日 (金)

モダニズム。

九州唯一、丹下健三の建築である「日南市文化センター(宮崎県)」。

昭和37年、もうまさに日本でモダニズム建築が建ちまくっていた時代の建築です。Dscn2929

O0800053111834803346_3

斜めのコンクリート壁で構成された建築で、

窓の袖壁のデザインなど色々なところが直線的なカタチになっています。

Dscn2948

大小さまざまなマドがあります。時々、大きなマドにはアールがついていたり、、

空間にリズム感があり、飽きがこない。

Dscn2947

Dscn2946

隅っこのほうにも小マドが、、

とにかく何でもない空間にもデザインに対する配慮が多数みられます。

どこにも妥協がありません。

Dscn2932

腰掛けて写真を撮るとインスタ映えしそうなカタチのマド。

Dscn2943

Dscn2942

担当者の方にお願いして、内部を見学させていただきました。

斜めの壁と光の当たり具合で視覚的に変化する壁面もなかなかいい感じです。

・・・

外観の壁面が汚れてしまっているのが少し残念です。

公共的なものになってしまうとなかなか行き届かないところなんでしょうか。

これから先は、こういった築50年を超えた建築が、

その価値について、新たに見出したり、改めて認識されていくと思います。

まずは身近にいる人たちが、その価値に気づき、誇りに思うことからですね。

Sakou

2018年5月 9日 (水)

メタボリズム。

築52年 閉鎖後10年がたった「旧都城市民会館」

日本のモダニズム、特にメタボリズム建築の代表ともいえる

菊竹清訓氏設計による特徴的な建物であるが、再び存続の危機にたっている。。。

Dsc03328

市から無償貸与で管理していた南九州学園から返還の意向があり、

以前のように維持が困難な状況らしい。。

Dsc03318

まさかとはおもうが、このままでは解体もありうるのか。。。。

と思い、久々に立ち寄ってみた。。。

相変わらず異彩をはなつフォルムだ!

迫力がすごい!

Dsc03321

しかし、近寄ってみると内部ホールにも剥落がみられ、マド周りも老朽化が目立つ。。。

Dsc03322

改修費と年間200万円の維持費という問題は、そう簡単に解決できそうにないようだ!

建物が完成してからどのように使われ、どのように維持されていくのか。。。

いろいろと考えさせられる事例です。。。

せめて、一般開放され、内部隅々まで見学できるような施設になってくれることを期待したい!

by 一丁田

2018年5月 8日 (火)

カゴシマレトロ 建築編。Vol.1

こんにちは。酒匂です。

鹿児島県には、建築として価値が認められた建物がいくつかあり、

その中には、鹿児島市内に建っているものもあります。

その一つとして、中央公園の横に建っている

「鹿児島市中央公民館(旧鹿児島市公会堂)」があります。

Dsc_0033

Dsc_0040

旧鹿児島市公会堂は、昭和2年に完成しました。

設計は、辰野金吾の弟子、片岡安。

ゴツい壁にちっちゃい窓、アーチをデザインとして取り入れた、ロマネスク様式の建築です。

1階出入口上部は3つの円形アーチですが、

2階の窓の上部は肉まんのようなシルエットの尖塔アーチも取り入れた欲張りなデザイン!

尖塔アーチは円形アーチよりも新しいゴシック風のカタチで、

その両方を取り入れた変わった試みがみられます。

Dsc_0050

石造のピラスター(付け柱)は、昭和初期ならではの重厚感でアーチのデザインもなんか面白い。

使っている石は、ブラタモリの鹿児島編でやってたように溶結凝灰岩なのでしょうか?

Dsc_0047

持ち送りは繰型を象ったもの。模様は何を描いているのかさっぱり分かりません。

建物によってお花や幾何学模様だったり色々あって、

その時代に流行ったデザインが使われるので、よく見てみると面白いですよ。

Dsc_0041_2

古い洋館といえばモルタル仕上げのドイツ壁。荒々しくてかっこいい仕上げです。

Photo

実は、こんな外観をしておいて、グーグルマップで建物を見てみると、瓦屋根なんです。

昭和初期の洋風建築は、特に鹿児島では過渡期であったと思います。

まだまだ造り慣れた在来の工法を併用しながら建築しました。いわゆる擬洋風の建築です。

いろんな試行錯誤があり、当時の仕事を想像することができます。

意外と身近にあったりするんですよ。その話はまた次回にでも。

Sakou

2018年5月 1日 (火)

encross。

延岡駅に先月OPENした「encross」エンクロス

乾久美子氏設計による複合施設だ。。。

蔦屋書店とスタバを併設し、自由に本とカフェが楽しめる。。。

Dsc03316

街の人が参加できるイベントがひと月ごとに企画されていて、

駅の待合スペースも居心地よさそう。。

Dsc03310

今や本屋さんも姿を変え、自由に座ってコーヒーとともに楽しむ時代がやってきた!

Dsc03308

人が集まることで、新しい地域の力がはぐくまれ、まちが元気になる。。

そんな拠点を目標としているらしい。。。

Dsc03309

うらましい施設ができたものだ。。。

コーヒーの香りと本の匂い。。。

なんとも落ち着ける雰囲気が建物全体にただよってました!

by 一丁田

2018年4月16日 (月)

愛知旅行。その1

土日を利用して、愛知へ旅行に行ってきましたrun

今回の旅行でいちばん行きたかった場所が

明治村!

フランク・ロイド・ライトが設計した

昔の帝国ホテルの玄関ホールのみが

現在、明治村に移設し展示されています。。

Img_6925

 

柱や壁はレンガや彫刻で

細かいところまで装飾されていて

本当にきれいでした!!

Img_6904 Img_6890

Img_6891

この建物をみた瞬間わくわくが

とまらなかったです。。

永野。

2018年4月14日 (土)

北九州おまけ。

「門司港レトロ」

歴史的な建物と近代的な建物が融合する国際的な貿易港です。。

Dsc030881

関門海峡を望む港には有名なブリッジ

ブルーウィングもじ・・・・ちょうど跳ね上がる時間帯でした!

Dsc03083

このあたりで有名な「焼きカレー」を食す!

Dsc03090

満席になってきたので小さい席に移動してほかのお客さんに席をゆずったら

マスターからドリンクのサービスありました!いいことしたらいいことあるもんだ!

Dsc03095

当日は向こう岸で なんらかのイベントをしていたようでしたが、

帰路につく時間帯だったこともありパス!

しかし、この街の雰囲気はじっくり味わうことができました!

by 一丁田

2018年4月 7日 (土)

続 磯崎建築。

北九州市立図書館

ここも「図書館戦争」ロケがおこなわれた施設

アーチ状の屋根がそのまま室内天井となっている。。

Dsc03052

自然光がほどよく差し込み、構造体とは独立した開架書架がなんとも美しい。。。

Dsc03036

規則的に並んだヴォールドのPC梁が 室内空間を引き締めると同時に、

かわいらしい かまぼこのような外観を作り出している。。

Dsc03054

こんな素敵な図書館で本を読めるなんて、幸せな人たちだ。。。。うらやましい!

Dsc03062

隣接する文学館もこんな感じです。。。

そして、圧巻のステンドガラス。。。

Dsc03063

この空間に この演出。。。天才だ!

Dsc03069

市内中心の公園内に位置する図書館だが、室内から見える景色はごく一部のみ。。。

Dsc03073

せっかくの景色をみせることも考えられただろうに、あえてのクローズぶり。。。

なにもかもが勉強になる施設なのだ!

みなさんもぜひ立ち寄ってみてくださいね。。

Dsc03058

撮影許可もとりましょう。。。

by 一丁田

2018年3月28日 (水)

磯崎建築探訪。

ここ2年間ほど改修工事がおこなわれていて昨年リニューアルOPENした

「北九州市立美術館」へ。。。

Dsc03027

磯崎新氏設計による初期の美術館だ。。。

図書館戦争の映画ロケにつかわれたことでも有名。。。

Dsc03017

外観から屋内の細部にわたり、すべてにグリッドが意識されていることが特徴的。。。

壁のコンクリート目地やタイル目地、ガラスの割り付けなど。。。

正方形グリッドの倍数でこの建物は成り立っているのです!すごい!

Dsc03000

しまいには、2階のカフェにつながる回廊の天井もこんな感じである!

Dsc02998

特徴的な建物正面に付きだした部分はギャラリーになっているが、

ここは、現在展示なしで入場できず。。

それにしても、下からみると このはね出しはすごすぎる!

Dsc03022

改修前のオリジナル状態で見たかった気もするが、この空間構成を体感できて満足!

次の建物探訪へ移動します!

Dsc03005

by 一丁田

おかげさまでランキング上位更新中!こちらをクリック↓

カテゴリ

アクセス解析