古ビルを活用して人の流れを誘い込むリノベーション
最近 この街づくりが注目されてますね。
先日の休日に行われた 鹿児島リノベーションスクールの公開プレゼンに参加して
(スタッフ永野も聞きに来てました)
鹿児島も市政をあげて取り組み始めたんだな。。。と改めて実感!
われわれも建築屋として フツフツといろんなアイデアが。。。。
さて、先日 大分遠征の際に 以前から気になっていたリノベ事例へいってみた
アーケードに隣接する古ビルをリノベした「カモシカ書店」
古書、古本、新本など いろんなジャンルの本が カテゴリーも無造作においてる
そして、お客さんは あらゆるタイプのソファに座り、コーヒーや軽食を楽しみながら
ゆったり まったりと過ごしている。。。
ここでは、お客が おしゃべりしたり、カフェ楽しんだり、本を読みふけっていたりと
おだやかな時間が流れている。。。。
この時代、もはや見栄えのいい新しい店舗だけが求められているわけではなく、
人を居心地よくさせられる 雰囲気づくりこそが求められているのだ。。。
あらためて実感した一丁田でした。
大分のおまけ。。
先々週末 宿をとった中津市は
福澤諭吉が幼少期を過ごした街でして
せっかくなので旧居をたずねてみた。。。
隣接する記念館にて諭吉さんのおいたちを勉強することもできます。。
手前にみえる天井から吊るされた板は 諭吉少年が設置した戸棚らしい。。。
ふつうなら壁のすみっこに棚とか設えるのだが、
賢い諭吉少年は、いちばん風通しがよく、食材が腐れにくいように
こんな中途半端ともおもえるような場所をえらんで設置したという。。
そしてこの離れは、諭吉くんがお勉強をしていたという小屋
開口部のディテールが なんともかわいい!
同じ空気を吸って ちょっとだけ賢くなれたらいいな。。
by 一丁田
大分市内から高速で1時間ちょい。。
大分県中津市にある「風の丘葬斎場」
設計は世界的にも活躍する建築家 槇文彦氏
相模山首遺跡に隣接する「風の丘」という公園のなかに
周囲の環境にとけこむようなたたずまい。。。
丘に沿うようにコールテン鋼でできた大きな障壁の裏には待合室があり
周囲の丘やこの壁によって
外部または内部からの視線をみごとにコントロールしている。。。
エントランスは低めのコンクリートスラブで屋根がかかる。。。
有名な建築ではあるが、ここは葬祭場であり、火葬場でもある。。。
すこし見学をためらったが
受付で見学というと
「建築関係の方ですね。今日は自由に見学できます」
と、パンフレットをわたしてくれて
自由に見学可能。。。全国から見学者が絶えないのだ。
もちろんNGの日もあります。。。
運がよかった!
床からフワッと浮いた階段の様子。。。
外部の芝生が陽に照らされて 暗い室内から眺めるとホントに落ち着く。。。
待合の人たちの心をいやしてくれるような雰囲気がただよっている。。。
杉板のコンクリート打放し壁にスロープと階段の組み合わせ。。。
この建物がやさしい雰囲気なのは、この杉板模様のコンクリートのおかげかな。。
「安藤建築のきれいなコンクリート打放しなら、やや寒々しい雰囲気になったかも。。」
なんて感じながらすすむ。。。
お別れの場にむかうスペースには この中庭。。。
お祈りの場には いったん外へ放たれたこの外廊下をわたって進む。。。
お祈りの空間に入った途端に
「やられた!」
地窓からの光が外の水盤に乱反射して壁と天井に ゆらゆらと。。。
祈りの場にこの仕掛け。。。。これも計算されたものなのだろう。。。。
もう 圧倒されっぱなしです。。。
人の死について考え 感じる施設であるが、外部空間とのつながりかたや
公園全体のランドスケープと相まって、すばらしい空間となっている。。。
お別れのときに直面する人々の心をやさしく包み込んでくれる そんな空気が漂ってます。。
by一丁田
先週末のおはなし。。。
東京駅など
一連の建築で有名な辰野金吾設計による
赤レンガ館にて
建築家 堀部安嗣さんの講演会があるとのことで
大分まで遠征してきた一丁田です!
「建築というリレー」と題して2時間半ほど
ご自身の体感してきた記憶や
これまでに刺激をうけた建築の話などなど
堀部氏の人柄が伝わる内容の貴重なお話を聞くことができました。。。
直接の質問にもお答えいただき
しかも あつかましくも持参していった本に サイン もいただいて。。。
以前、中村好文氏も言われてましたが、
「建築の基本は住宅であり、住宅には世界が詰まっている!」
とおなじように、
「奥が深くGOALのみえない世界である」
というようなお話は、とても共感をおぼえました。。。
とにかく 実際の目で見て体感することが
建築に携わるものとして大切なことなんだ!
と改めて感じ取れた
刺激となる一日となりました。。。
名山町の一角に位置する 「鹿児島県産業会館」
ずーぅっ と前から気になっていた建物の一つでして、
1967年に建てられ、現在は商工会関係の事務所や物産店がはいっている。。
外観はコンクリートむき出しの片持ち梁が
多角形の打ち放しコンクリートの柱に支えられていてダイナミックでモダンな印象。。。
物産店のある一階は もともとは柱だけのピロティ空間だったのではないか・・・
と想像します。。
内部1階ホールから3階までの吹き抜け階段は印象的で
これもまたコンクリートの片持ち構造となっており、
五角形断面の先端は薄くて造形的でかっこいい!
左官補修のあとなどなく 一発で仕上がった精度の高い技術がみてとれます。。。
3階会議室まえのホールは天井が低くなっており、
屋外のスペースはこれもまた
コンクリートでできた花壇が手すり風に設えられていて、無機質なコンクリートの外観に
やさしい緑のアクセントとなっている。。
3階は当日照明がついてなかったのですが、
この薄暗いホールからガラス越しにみえるテラスの雰囲気がとてもかっこよかった!
この時代の職人さん、、いい仕事してますね!
この建物がもっと有名になってもおかしくないのではないか!
ますますそう感じる「けんちくあるき」となりました。。。
by 一丁田
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