桜島の降灰がヤバイことになってます。
そんな鹿児島市内の街を少し忘れて
次へ進みます・・・
「賞花亭」
森に見立てた木々をみて、まるで、森林の中にいるように感じ取れるようにと配慮されてます
ここまでは橋をわたって石段を上がってくるのですが、全体的に小高い丘の上にあります。
池を掘った土で築山をつくり、そこに配されたということですが、
「桂離宮」全体に多少の起伏があり、
中央の池をそれぞれのレベルから眺めることができるのです・・・
おっ、古書院がみえてきました。半周ほどすすんだということでしょうか・・・・
このあとはまた次回!
by 一丁田
先を急ぎましょう
「松琴亭」
茶室のある数寄屋風の建築です・・
ここへは、幅が約60センチほどの一枚岩をわたってすすみます。。。
写真を撮るのに必死になってると池に落ちることもある。・・・・・スリリングですね!
ガイドさんによると、毎年数人の人が池ポチャしているらしい。。。
そろりそろりと渡ります。
先ほどの石橋をわたってくると、正面にあるにじり口から入るような配置となってます。
ここでも皮つき丸太がうまく組み合わされて 深い軒下空間を演出しております。。。
いかにも数寄屋らしい遊びごころが感じられる空間です。
土壁の一部を塗り残し、下地の小舞(こまい)を見せた下地窓・・・
内側には障子がはめられており、竹のシルエットがぼんやり写り込みます・・・
中と外は緩やかに仕切られ、外部と内部があいまいな状態でつながっています。。。
しかも、障子の微妙な高さがいい!
内部からみえる景色もいい!
現代建築でもこのような気持ちのいい空間が欲しい!
夏も冬も自然を感じながら、居心地のいい暮らしができれば最高なんですがね。。
さて、今回はここまで!
by 一丁田
喜入の家では
セルロースファイバーによる断熱が施工されました。
セルロースファイバーとは、新聞紙をリサイクルしてつくる木質繊維系断熱材です。
様々な太さの繊維が絡み合い、空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも
自然の空気胞が存在しているのです。
この空気の存在がよりいっそう熱や音を伝えにくくします。
さらに、木質繊維特有の吸放湿性で適度な湿度を保ちます。
なので、この断熱施工を行ったとたんに、防音性能が格段に向上することを感じ取れます。
仕上がると見えなくなる部分ですが、キチンとした施工をかさねることで、質のいい
パッシブデザインの住まいが完成するんだと思います。。。
by 一丁田
さて、順路をすすみましょう。
「桂離宮」では池を中心に建物と庭を楽しむ「回遊式庭園」となってます。
順路をすすむと中心にある池をあらゆる角度から観賞することになりますが、まずは、この松。
「住吉の松」とよばれるもので、背景にある景色を一気にはみせませんぞ!
という、なんとも期待をもたせる効果をねらって植えられています。
このように いたるところに見せ方の工夫というか、計算された配置がなされているのです。
ふきさらしで なんとも簡素な休憩小屋ですが、部材の接点が実にうまく組み合わされています。
この庭園にあるものは、建設当時から空襲にもあわず、わずかな修繕を繰り返しているだけで
いわば、400年以上前からのものが現存している とても貴重な建物なのです。
各所にこのような灯籠がありますが、これは夕刻に火を灯し、足元を照らして使われいた
らしい。
さぞ いい雰囲気だっただろうな・・・
by 一丁田
以前ご紹介した「桂離宮」へ行ってまいりました・・・
「泣きたくなるほど美しい!」
かの有名なセリフを残した建築家ブルーノタウト
いやこの目でみて納得です!
なので、少しずつこの場でご紹介していきましょう。
先日の台風で増水したという桂川沿いにある敷地外周は、生きている竹をそのまま横にして編み込みササの生垣としたもの。
したがって、いつみても青々とした笹の生垣の姿がみられる。。
どこにでもあるような生垣に見えますが、よくみるとホントに編み込まれています。
これほど永く整備された生垣は ここでしか現存しないらしい。。
最初から圧倒されつつ
この先を進み砂利を塀に沿って歩いて行くと、予約時間の11時前に門があき、宮内庁京都
事務所へ案内されます。
私が申し込んだ時間帯は、外国人や年配の方々含めて25人ほどのグループでした。
身分証明など確認がとれると、待合室で紹介DVDを見ながら時間が来るのを待ちます。。
そして、いよいよ参観開始!
担当者(今回は女性でした)のてきぱきとした説明をききながら順序よくすすんでいきますが、
最後尾には、きびしそうな男性の係員が列の遅れを解消するためついてきます。
首には「宮内庁警察」のIDカードがぶら下がってます。。。
説明を聞くのもソコソコにパシャパシャ写真を撮る私は、たえず遅れぎみのため、この担当官
の視線を気にしながら列についていきます。
そうそう機会のあることではないので、気にしてなんかいられません!
さまざまな石をその場その場で、巧みに納められている・・・
この敷石も平たい石を選んで敷き詰め、中央を盛り上げてかまぼこ状にすることで、雨水をう
まく周囲に流し、石敷きとはいえ、段差につまづかないよう自然に敷き込まれております。。
先の橋がすこし道の軸線からずれて設けられています。
これは、軸線をずらすことで奥行き感を醸し出すという細かい配慮のためだとか・・・
なるほど、まっすぐ視線がぬけると雰囲気も違ってきそうです。
うん、先がたのしみ!
by 一丁田
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