建築あるき Feed

2020年10月28日 (水)

モダニズム?

 

現場事務所にて、

 

休憩時間にはモダニズム建築を見に行きたい!巡りたい!と言っている

 

弊社スタッフ一丁田との会話の中に出たケンチクです。

 

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長崎市内に建つ”聖フィリッポ西坂教会”という教会です。50年以上経っています。

 

独特な二つの塔・・・。ピンと来た方もいるかもしれません。ガウディライクなんです。

 

サグラダ・ファミリアのガウディに影響された今井兼次氏設計のモダニズム建築です。

 

今井氏が日本にガウディを広めました。 

 

当初の外壁は、コンクリートの打ちっ放しでしたが、最近キレイに塗装されました。

 

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モダニズムとはいっても、外観には自由なカタチの装飾がたくさんあって見所です。

 

雨どいの四葉のクローバーのアンコウはとても素敵です!

 

二つの塔には陶器のかけらがモザイク状に貼られていて、

 

皿やお茶碗のカタチをしたままのモノもあります。

 

これを貼ったタイル屋さんも大変ですが、指示する方も大変だなあ・・・。

 

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教会の中も見所盛り沢山。なかなか先へ進みません。

 

祈りの空間は・・・すごく感動しました。木造の船底天井が強烈です。

 

いろんなカタチのステンドグラスを、この天井がスッキリ美しくまとめていると思います。

 

長崎駅前の急坂をえっこらよっこら上がったところにありますので、ぜひ一見を。

 

Sakou

2020年6月 9日 (火)

遠足のような。

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久々の建物探訪となったTAGメンのお昼休み時間。。。

 

外出自粛期間も はやく全面的に解けてほしいものです!

 

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異国の建築を感じるスケール。。。(行ったことないけど。。)

 

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指宿なのはな館は、劣化もひどく 現在、半分は未使用の空間となってます。。

  

もったいない。。

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「映える写真を!」

 

と 最近Instagramをはじめたスタッフ東・・・

 

けっこうな枚数の写真を撮ってました!

 

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ダイナミックな空間を体感できたお昼休みでした。。。

 

こんなすばらしい建築を見ると、 

 

どうしても、施工上の大変さに目が行ってしまい、

 

肝心の設計意図を理解できないまま帰ってきたのは、施工屋のサダメでしょうか・・・

 

by一丁田

2020年3月25日 (水)

Nagasaki trip, Day 2.

 

平戸島東部に位置する宝亀(ほうき)集落にある宝亀教会。

 

クルマ1台分しか通れない脇道を駆け上がると、

 

美しい赤色の教会が現れます。

 

レンガづくりの教会で、前回紹介した教会同様、

 

尖塔アーチのデザインを多用したゴシック建築の教会です。

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赤と白の配色や中央部分の ”バラ窓” など、正面のデザインが印象深かったですが、

 

洋風の建物に漢字で書かれた"天主堂"の文字がとてもカッコイイです!!

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教会の側面は漆喰塗りと板張りで、正面とは全く様子が違います!

 

ちなみに、基礎の石積みの穴の開いた部分は床下換気口です。

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なんと、教会の側面部分はバルコニーになっていました!

 

バルコニー付きの教会は初めてみました。

 

洋館でよくある "コロニアルスタイル" です。

  

しかも、この教会は長崎の宮大工が建てたということもビックリです。。。

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外の天井は、板を網目状に組んだ ”網代(あじろ)天井” です。

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尖塔アーチの開口部分のレンガ積も圧巻です!

 

下駄箱がデッドスペースを利用してピッタリ納まっています。

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キレイな彩色だ。

Sakou

2020年3月18日 (水)

Nagasaki trip, Day 1. つづき。

前回の長崎旅のつづき。

 

長崎は、長崎市内のオランダ坂のように坂道になまえが付けられるほど、

 

坂道が多いイメージがありますが、

 

平戸も例外ではありませんでした。

 

ひたすら登って、下ってたくさん歩きました!

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長崎の坂道は、路地裏の雰囲気を醸し出した小道がたくさんあるような気がします。

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お寺のある通り沿いは静粛な雰囲気!

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今回の長崎旅のテーマは、"教会めぐり" です。

 

ようやく1軒目の教会です。

 

お寺が建ち並ぶところから、突然現れます!

 

和洋折衷な風景・・・。フシギなカンジです!

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「平戸ザビエル記念教会」

 

鉄筋コンクリート造の教会です。

 

入り口にサッシが取り付けられていますが、

 

建設から100年近く経ちます。

 

よく手入れされていてキレイな教会でした!

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キレイなウグイス色です。青空とセットで見たかった!!!

 

尖塔アーチと尖がり帽子のような屋根が沢山あるのは、

 

ゴシック建築の特徴です。

 

尖がった部分の装飾もシンプルでオシャレです!

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宙ぶらりんになっている部材は、

 

ゴシック建築によく用いられるフライングバットレス。

 

控え柱に力を伝達する重要な構造材ですが、

 

デザイン的にもシャープでカッコイイです。

 

内部は白を基調としたリブヴォールト天井の空間です。

 

平戸を訪れた際はぜひ立ち寄りましょう。

  

Sakou

2020年3月11日 (水)

Nagasaki trip, Day 1.

昨年末、念願の長崎縦断の旅。

 

4泊5日の車中泊。

 

初日は長崎北部の平戸へ。

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平戸は江戸時代、鎖国になる前にオランダとの貿易で栄えたまち。

 

平戸の港周辺では、現在でも古いまちなみが残っていました。

 

写真右上には教会が建てられているのがみえます。

 

ザビエルがキリスト教の布教に訪れた地でもありますが、その話題は次回にでも! 

 

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久しぶりのまちあるき。

 

海外との貿易があったまちというと、

 

どこか異国情緒を感じる建物が多いような気もしますが、

 

ここは、町屋が建ち並び、

 

どれもこれもファサードは派手め、屋根のカタチもいろいろ個性的で、

 

神社やお寺のような日本的なデザインを感じる建物ばかりだったような。

 

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時代が下って建てられたクリーム色の看板建築も、

 

まちなみのアクセントになってとてもGoodです。

 

正方形の窓がオシャレ。

  

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坂道に建っていた港町らしい板張りの建物は、

 

入り口の高さがそれぞれ違います。

 

建物の中は段差が付けられていました。フシギです! 

 

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町屋のおもしろポイント。

 

店先の軒を支える”持ち送り”の部分。

 

お店の屋号が刻まれ、曲線部分は、商売繁盛の唐草模様。

  

お店によってカタチがいろいろで、必ずチェックです!

 

Sakou

2020年2月11日 (火)

朱色の建築。

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過去4回の焼失から復元された「首里城」

 

昨年6月に訪れた時の写真です。。。

おどろきは、復元前の首里城はこんな真っ赤ではなかったということ。。。

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アマハジの回廊は軒が深くて、雨が降ってもぜんぜん濡れません。。。 

 

今後、復元までの様子は、あたらしい観光に結び付けられるようですが、 

 

気になるのは 次も「朱色の建築」になるのでしょうか。。。

 

復元前の黒や、木の素地仕上げも 見てみたい気がします。。。

 

by一丁田

2020年2月 4日 (火)

mio camino。

ミオ・カミーノ天草

 

人のあつまるところには、理由があるのでしょう。。

 

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カフェあり、土産あり、

 

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アスレチックや体験型のレンタサイクルなどなど。。。

 

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そして うまそうな食べ物。。。

 

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観る、体験する、食す、たくさんを味わえる いわゆる複合施設が人気なのでしょう。。。

 

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そこを拠点にして 地元を散策する人がふえる。。。

 

お金をかければいい施設はできるでしょうが、さびれた施設も世の中にはたくさんあります。。

 

ハードな部分よりも 仕組みをつくるソフトな部分が大事なことだと感じます。。。

  

それにしても ここは賑わってたな。。。

by一丁田

2020年1月28日 (火)

海の天主堂。

 

潜伏キリシタン関連の世界遺産でもある 天草の「﨑津集落」

 

 

ちいさな港に ぽつんと重厚なゴシック建築が 目立ちます。。。

 

 

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「﨑津教会」は現在 改修中で 

 

 日本でも数件しかないといわれる畳敷きの教会内部は見学不可能でしたが、

 

 集落内にある資料館で歴史を知ることができます。。

 

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教会が世界遺産ではなく、これだけまとまったキリシタンの集落に価値があるのだとか。。。

 

しらない土地を散策するのは とっても楽しいですね!

 

by一丁田

2020年1月21日 (火)

海のピラミッド。

天草へ向かう途中

 

シンボリックな建物が目に留まり、つい立ち寄った。。。

 

熊本県宇城市の「三角駅」

 

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その駅の

 

目の前にそびえるフェリーターミナル「海のピラミッド」 

 

設計は 熊本出身の建築家 葉祥栄氏です。

 

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外部のゆるやかなスロープ(ほんとに緩やかで、全然負担に感じません。。。)で、

 

テッペンまで簡単に上がっていけます!

 

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港が一望できます!

 

スタッフ酒匂が言ってましたが、「三角西港」は世界文化遺産にも登録されてます。。

 

(今回、そこまでの見学はできませんでしたが。。。)

 

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このスロープは、内外が同じようにできていまして、

  

ぐるぐると建物外部から内部を同じ緩勾配で昇降できます。。。 

 

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設計もそうですが、ここまで複雑な躯体をコンクリート打放しのみごとな施工です。。きれい!

 

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1階は25㎜モザイクの床タイル張り。。

 

この段々

 

最近リニューアルオープンした表参道の「GYRE」4階のジャイルフード(田根剛氏設計)

 

の床を思い出しました。。。

 

熊本アートポリス事業で、地方にも突然このような建築があらわれる熊本は

 

とっても魅力的なトコですよね。。。

 

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by一丁田

2019年11月30日 (土)

じぐざぐ。

以前にもスタッフ酒匂が取り上げていた建築

 

「市村記念体育館」

 

設計は坂倉準三さんです。。

 

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あのジグザグ。。。実物を確認してきました! 

残念ながら中には入れなかったのですが、

 

構造がそのまんまのカタチとなったこの建築は圧倒的な存在感でした。。

 

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壁のジグザクのデザインがそのまま階段にも。。。

 

この階段スラブ よくよく見ても 型枠職人は大変だったろうなぁ。。。

 

などと つい思うのです。。

 

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おとなりの県立図書館も 同年代の建築で、

 

一階はリノベにより いまの時代に合わせた使われ方をしています!

 

古き良き建築を 保存にとどまらず使いこなされていることが素晴らしいですよね。。

by一丁田

 

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